2012年3月12日月曜日

[グッド・ワイフ2] 第23回 最終回「最終弁論」Closing Arguments



シーズン2のファイナルは、シーズン1に比べ、ずっとおだやか!
ピーターと別居後、アリシアにとって頼りになる、弟オーウェン。
なにより心配な子どもたちを見守っている。
6時にいつもの店、ジョニーズでディナーの約束をした、その日、やはりアリシアは行くことができない。

ザックとグレースとオーウェンが先に店で待っていると、アリシアからの電話。
オーウェンは、電話にでる前から、
「来たぞ。お決まりの謝罪が。」
と、キャンセルを予測。しかし、
「人助けしてきて。」
と明るく、アリシアを安心させる。
「子どもたちのこと? 心配ないと思うよ。
僕たちは親の離婚で、殻にとじこもったけどね。」
とオーウェンが言い、アリシアは心から感謝を示す。


■ 判事の殺人事件は難しい

警官殺しより弁護が難しいとダイアンも言う、判事の殺人事件。
エラビー判事の判決に不服と見られたジェイクに殺人容疑。
ところが、犯人の血がついている、決定的な証拠となるはずの、判事の手袋は見つかっていない。
任期満了まであと2日のチャイルズが、弁護側に証拠にアクセスできないようにしたとウィルは主張。

この日の、白髪が素敵なスザンヌ・モリス判事が(・∀・)イイ!!
自身も検察の不正を目の当たりにしたことがあるとのことで、ウィルに、
「私は見方です。」
と、さりげなく時間を賢く使うよう提案。

しかし、評決が出たら、モリス判事でも、なにもできない。
時間との戦いとなる。
そんな時、事務所に、なくなったはずの血まみれの手袋が送りつけられた。
ウィルの代わりに封筒を受け取ったアリシアは仰天。
証拠に触れないよう、固まったまま、しかたなくカリンダの手を借りる。
状況を察したカリンダは、前回、転職をキャンセルしたソフィア・ルッソに電話。
警察への連絡の前に独自にDNA検査を依頼。

[可哀想なイーライ…]
この時、電話をかけてきたのがイーライ。
アリシアの代わりに、カリンダが受話器をとると、
「今、取り込み中なんで。」
とガシャン!
イーライが伝言を頼もうとしても、無視。


■ イーライはピーターを州知事へと見据える

民主党委員会は、ピーターに次のステップを見据えている。
委員長は、鍵をを握るのは、投票直前のインタビューで好印象を与えたアリシアだと確信している。
「家族のイベントには奥さんと子ども同伴ででてもらう、
ピーターは、奥さんがいなきゃ娼婦にのめり込んだただの男、
一緒ならケネディになれる」

また、委員長はイーライの仕事ぶりに満足。
次の選挙まで、イーライに給与とオフィスと事務所を提供。
オフィスとして、政治コンサルティングの看板を出すべき事務所のリストを渡す。
イーライは、リストにはないガードナー&ロックハートに、コンサルト業務とロビー活動の拠点となることを持ち込む。
ダイアンは、このチャンスに、新しく立ち上げるイーライの部署、つまり政治と、法律とのパイプ役をアリシアに任命。
驚くダイアンがその理由を尋ねると、イーライは、家族のように思っていると・・・・笑)

上のフロアの広いオフィス、そして昇進ではあるが、アリシアは、複雑。
ダイアンは、断ったら昇進の話は二度と来ない、コネも必要だと言うが・・・。
アリシアは、イーライを呼び、選挙戦のためならできないときっぱり。
しかし、イーライも、
「嫌です。
あなたの意見はずっと尊重してきたが、それだけはゆずれない。
このプランを変える気はありません。」
とピーターが州知事になるべき男だと。


■ ウィルvsピーター

このタイミングで証拠となる手袋が出てきたことで、ケイリーも、
「自分で自分に送ったんじゃないですか?」とウィルに激怒。
モリス判事は、その手袋がウィル達がアクセスできないように、故意に隠されていたと立証できたら、再考すると言う。
ウィルは、ピーターに、チャイルズの過ちを追求するように頼む。
ピーターが、就任したらとかわすと、
ウィル「わだかまりはないですよね。」
ピーター「何の?」
ウィル「わかりません。」
ピーター「じゃあ、何もないんじゃないか。
アリシアは?」
ウィル「よくやってます。」
ピーター「仕事で?
面白くなるな。 法廷では敵どうしだ。
だが、腹の底から笑える面白さじゃない。」
バチバチっと火花。

この直前、アリシアはウィルに、言いにくそうに
「ピーターと話すとき、もしかしたら気まずい空気になるかもしれない。
実は、今、もめてて。」
と言った。
ウィルも別居のことはカリンダから聞いていたが、しらんふりで、気の毒に、大変だったな、と、あの悩ましい目・・・・。■ ウィルの作戦

ウィルが、時間を上手に使うためにしたこと。
陪審員に、コーヒーをたくさん出すこと。
そして、トイレの前で待ちかえまえる。
ダイアンに、電話で、事件のことを聞いてくれと言うと、さすが、ダイアンもピンと来て話を合わせる。
このあたり、ほんと、頭いい人たちは話が早い!

陪審員がトイレに入ると、後を追い、消えた手袋が出てきたとなれば・・・と大声で電話し、しまったという表情の演技。
そして、判事に、陪審員に聞かれたとミスを報告。
陪審員は差し替えとなり、また時間が稼げた。

DNAを調べていたソフィアとカリンダ・・・、やっぱり・・・。
昔は、おたがい、はじけていたらしい。
会いたかった?なんて聞かれても素直にカリンダがうなずくって・・・。
ところが、ソフィアに夫がいたと知り、カリンダは顔色を変える。
仕事に戻ると、カリンダの目が・・・。
涙・・・・?!

手袋が入った封筒が投函されたのは、検事局から2ブロック。
内部告発は警察じゃなく検事局?!
疑われたケイリーが、起訴したのに、密かに彼を無罪する証拠を送るとはありえないと言うと、
ダイアンは、
「新しい州検事になってから発覚しないように、政権交代時にはよくあることよ。」と説明。
なるほど〜。
確かに郵便局から封筒を送ったケイリー。
ミシガン大学のTシャツを姪に送ったなんて、いいヤツだ。

ダイアンは、アリシアとカリンダに、判事の娘に会いに行くように指示。
まだ複雑な二人だったが、カリンダは、トイレのタオル掛けのバーから麻薬の注射器を探し出し、DNA検査。
新しい証拠が発覚。

再会された法廷で、陪審が、エラビー判事が下した判決文を知りたいと質問。
ウィルは、この全貌を理解するために判決文の全文を読み上げるべきと要求。
冗談だろ、と呆れるチャイルズ。
「大局的な見方を優先させるべきです。」
なんて、白々しくw。
186ページ、3時間稼ぐ。
やっぱりカリンダの活躍で、ついにこの訴訟は審理無効。
モリス判事が、新しい州検事はこの件を再審議するよう強く要請。
被告のジェイクは、息子思いの父親。
抱き合って喜ぶ家族を見て、よかったとほっとしているウィル。
その顔を見つめるアリシアは、ウィルの袖にそっと手を添える・・・。

郵便の控えを破るピーター。
チャイルズが隠した証拠を送ったのは、ピーターだった!


■ ついに・・・!


ホテルのバーで、テキーラで祝杯を上げるウィルとアリシア。
女性従業員の視線に、
アリシア「今の見た? もてるのね。」
ウィル「ああもてる。
本当の自分を出すまでは。」
ここで、そんなことないよ〜、なんて言わないところがさすが、シカゴで結婚したい独身男の16位。
アリシアの久しぶりの笑い声。
私は自分を出しているのになんて言ってみたり。

アリシア「タミーとは? どうなってるの? 彼女元気?」
ウィル「最終弁論のあと電話があった。すぐにもどって引き止めるつもりが、手袋のことで電話があって・・」
タミーはロンドンに行ったらしい!
行ったほうがいいなんて勧めた後、寂しくなって、やっぱりいっしょにいてほしいと引き止めて、なんだかすっかりいいムードだったのに、ここは不思議・・。

ウィル「僕らはタイミングが合わないよな。
もし、急にタイミングが合うようになったら・・・。 せめて1時間でも・・・。
どうなるかな・・・。 どんなふうになるのかな・・・。」
アリシア「そうなったら、きっと、すばらしい時間が過ごせると思う。」
ウィルの手が、アリシアの手に・・・・。
アリシアが、ちょっと首を横にふったから、×かと思ったら〜w。
ここからが、二人の”タイミングが合わない”オンパレード!
  1. ホテルのフロント係が気づいてくれない
  2. 恥ずかしくて、あさっての方向を向くアリシアと目があったピアノ演奏者がウィンク
  3. 部屋が満室
  4. エレベーター、ケータリングを運ぶため乗れない
  5. やっと乗ったエレベーター、直前に降りた子どもがいたずらにボタンを押し、やたら停止
  6. 部屋のカードキー、ウィルが焦っているのか、ロックが開かない
満室と断られた後のウィル、一部屋も空いていない? そんなことがりえるのか? 全然ないの?と諦めない。
結局、7,800ドルのプレジデンシャルスウィートを。
ここで、高すぎるとか言わずに、ブラックカードをウィルが出すところが、このドラマ、主婦層に大人気の秘密のひとつか?!

エレベーターが各階で開くたび、この演出が上手い。
MIKAの♫Any other world♫のイントロのピアノが、すごくいい!!
飛び跳ねないMIKAも(・∀・)イイ!!

エレベーターの扉の左右を交互に映す。
ウィルとアリシアが交互に映される。
ウィルはアリシアを見る。 アリシアは正面を向いている。
アリシア「ウィル…。 これって…。」
引き返すのかと思ったら・・・。
ウィルの小指がそっとアリシアに・・・、握り返すアリシア・・・。
そこからは〜!

ERの時から思ってたけど、こういう時のジュリアナの眼の演技がいい〜。
一応、外を気にしてちらっと見たり、ウィルのkissの後は、嬉しそうに優しくなったり。

部屋の前で、カードキーが開かない場面。
ウィルが、ガチャガチャ差し込んでも無常のランプ。
「せめて1時間だけ!」
「待ってて、他のキーをもらってくる!」
とあせっている。

ここでウィルが取りにいって、ひとり残されたアリシアが誰かに見られちゃったら、かっこ悪すぎ〜と思ったら・・・。
アリシアが落ち着いてにっこり。
ウィルの手からカードを取ると、裏返してすーっと入れ、のランプがついて解錠。

アリシアがもじもじせず、堂々と、自分から先に部屋に入っていったこところが、さすが!

あ”〜、終わってしまった、シーズン2!
コートニーが、メール室のボブ=ロバートとピンときたり、活躍の場面もあってよかった〜。
シーズン3が待ちきれない!
NHK BSプレミアム 2012/3/16金)23:00放送


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