2012年8月8日水曜日

[デスパレートな妻たち 7] 第18回「許されざる者」 Moments in the Woods


■ カルロスの怒り
ブリーは、息子アンドリューのアルコール依存症からの回復に満足。
自分と同じ12の”ステップ”をふんでいる。
傷つけた人に埋め合わせをする”ステップ8”。
当然、自分が筆頭だと思っていたブリーに対して、アンドリューはママじゃないと鼻で笑う。
1番目はカルロスだった。
アンドリューは、カルロスの母のひき逃げの件を謝ろうとする。
謝ることで傷つけることもあると、ブリーは引き止める。
ブリーに内緒で、アンドリューがカルロスの狩りに同行したと聞き、ブリーは慌てる。
ギャビーに事情を話し、二人とも、カルロスがアンドリューを殺しかねないと山小屋に駆けつける。
ギャビーは、すでに、ひと月禁酒しているアンドリューを、
「だからしらふって心配なの。道を誤っちゃう。」
と困り顔w
アンドリューは、カルロスに告白するつもりはなかった。
しかし、ブリーとギャビーは、アンドリューが殺されたと早とちりし、ひき逃げの件を口にしてしまう。

カルロスは、ブリーどころか、ギャビーまでもが知っていたことに激怒。
カルロスは、禁酒中のアンドリューに、「おふくろのために飲め」と酒を差し出し、
ブリーには、「まだ友達のつもりか」と、嵐の中に出ていく。
母親のお墓の前にいたカルロスを見つけ、
口出ししようとしたブリーをアンドリューは止めて、自分で償いたいと言う。
ブリーは、そんな息子を誇らしい気持ちに。
しかし、カルロスの怒りはとけない。
”アンドリューは、当時、子どもだったから許したが、大人のあんたが隠蔽したのは許せない。
道で会って手を振るのも許さない。”
と、激しい口調でブリーを責める。


■ ポールの家にフェリシアが・・・
フェリシアは、何年も前に娘のベスが書いたという遺言状に従い、この家に住むという。
そして、位牌を、ベスが好きだった湖に2人で一緒に散骨しようと、ポールを誘う。

その道中、フェリシアは、妹がメアリー・アリスを自殺に追い込んだと認めた。
警戒して銃を持ってきているポール。
自衛のために銃を奪うフェリシア。
ポールを撃つかと思われる寸前、
「あなたの死なんて望んでいない」
と、ポールの銃を湖に沈める。
ベスを思う気持ちは二人とも同じ??
いや、フェリシアがまいたのは、暖炉の灰。
大事な娘の遺灰は大切に保管。
そして、
「ただ撃ち殺すんじゃあまりに刹那的で優しすぎる」
とニヤリ・・・。
やっぱり、フェリシアのほうが、ポールより上手??

■ 「聞いてどうする?」
スーザンの腎臓透析仲間のディックは、
「腎臓提供したがっている自暴自棄のご近所さんはいないか?」
と、冗談まじりに、誰よりもついているとスーザンの幸運を祝っている。
確かに、最近のスーザンは強運期。
ご近所とのポーカーでも大勝。

ディックが亡くなった。
スーザンは生前、カジノに誘われていて、スーザン宛の封筒にはチップが。
ディックを想い、カジノに行くと、案の定、勝ち続ける。
自分だけ勝ち続けることに納得ができないと泣き崩れるスーザン。

たまたま居合わせたマクラスキーさんの夫ロイが自分の軍隊の経験を交え、
「聞いてどうする?」
と優しく言う。
”偶然のなせる業
理由なんて確かめもせず、楽しめばいい”
それでも、まだスーザンが、
「運が付きたらどうする?」
と不安がるが、二人で同時に
「Why ask(聞いてどうする)?」

これ、いい言葉だなあ。
繰り返し、念じよーっと。
ロイは、良い人なんだけど、いままであまりその良さを発揮していなかった。

今回は、ロイの一番のエピ!
「ザ・ホワイトハウス」でも重要な役割あった、マクラスキーさん役のキャスリン・ジューステンさんは、残念ながら今年の6月に亡くなっていますが、この時は、その後そんな事がおこるなんて・・・と思われます。

■ 夫の出世の代償は・・・?
トムは法務部から呼びだされ、10万ドルの契約金を得た。
リネットに対し、好きなもの買いまくれと言える日が夢だったというトムの願いも叶う。
大喜びのりネットが買ったのは、”ミル付きコーヒーメーカー”。
レネは、
「情けない!やっと自由になるお金が入ったのに、キッチン用品?!」
と呆れ、ギャビーも
「何年も言ったのに、ゴム草履やめない」
とリネットの”節約主婦ぶり”を諦めている。

リネットは、レネの”暇つぶし”に、ブティックに誘われ、
金のなせる技でスタイルUPも夢ではないことを実感。
レネも、リネットの変身ぶりに
「地味な芋虫が、贅沢好きのチョウになった」
と喜ぶ。
しかし、リネットがドレスアップしたのは、自分よりトムのため。
豪華ディナーの準備をしたのに、トムからは仕事で帰れないとの電話。
IMG_8251.jpg
(BSプレミアムより筆者撮影)
転職後、こんな状態が続いている。
レネからも、これがその代償と言われる。
そんなことに、負けているリネットではない。
トムが専用機で出張と聞けば、
機長に袖の下を使い、離陸を30分遅らせ、
そのドレスでロブスターを届ける。
しかし、トムは、喜び半分、困った表情。
活き活きと、仕事が楽しい、人生の風景が変わった話す。
そこはさすがにトム、
「君がいたからできたことだ」
との一言も忘れずに。
NHK BSプレミアム 2012年8月3日(金)午後11時15分 放送


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