2012年6月10日日曜日

[デスパレートな妻たち 7] 第9回「邪悪な種」 Pleasant Little Kingdom


■ 育児が終わる感傷にひたるリネット

5人目の育児というのに、
子どもがこんなに早く大きくなってしまうなんてと
ペイジの最後のロンパースを手に涙ぐむリネット。
そんな妻を愛おしく感じているトムが、子供部屋でリネットに抱きつく。
リネット「ピーターパンの前よ。」
トム「彼も大人にならなきゃ。」


■ キースのプランはなぜか上手くいかない

キースは高級レストランでブリーにプロポースをする計画。
キースの家に居候中の彼の父リチャードは、妻と別居中で、すっかりすさんだ生活をしている。
ブリーはリチャードを励ますつもりで、
自己憐憫はおやめなさい、ちゃんと着替えて外に出ること
とアドバイスし、つい、一緒にレストランに行くように誘ってしまう。
レストランでは、ブリーの旧友が現れたり、
一度は遠慮したリチャードが現れたりで、
キースがレストランに頼んだ指輪を前菜に入れておくサプライズは台無し。

帰宅後、キースとは上手くいかない気がすると、リチャードがブリーに言う。
あきらかに自分のほうが合っていると言いたげ。


■ ポールの綿密な計画はこの通りをめちゃくちゃにする

ポールが、矯正センターの計画を着々と進めている。
ご近所にこのプランを知らせる時がきた。
もちろん、みんな大反対で、住民の過半数の賛成が必要という規約に守られると信じていた。
ところが、ポールはウィステリア通りに7軒家を持っていると発表。
そんな計画とは知らず、次々と仲介した不動産業のリーが、みんなにどれくらい仲介料を稼いだのかと責められると、こっそり腕時計を隠していたw

過半数まであと1軒。
悲願の施設設立のために、なんとしても手に入れるというポールは、お金に困っている住民に、悪魔のささやき。
今なら相場より高く買取る、もし、先に誰かが売ったら、この通りにはならず者がうろつき、資産価値は半減すると。
全員が売らないと一致団結すればいいのだが、弱者にとっては、誰か売ってしまったら・・・と心配になる。
”囚人のジレンマ”みたいなこの計画、ポールってホントやな奴!


■ お子ちゃまトムをいい旦那だと思っているリネットの悩み

リネットの家にみんなが集まり対策を練っている。
誰がポールにすごみをきかせるか、ここでもトムは番外で、彼は不満。
リネットが主婦仲間にトムのことを自慢しないことも不満に思っている。

しかし、リネットは誰からもいい旦那だと常に言われているトムのことを自慢しないのには、理由があった。
いい旦那、それに引き換え自分はだめな妻だって思い知らされるのが嫌だからだと。
泣きながら訴えるリネットは、自分は子どもをほっておいて仕事に復帰したがっている悪い妻だと常に気にしていたのだ。
働くママの共通の悩み・・・。
女性が働き続けるって、自己嫌悪との戦い・・・。

広告代理店ではリネットのほうが上だったし、突然ピザ屋をやりたいと言い出し、リネットも仕事をやめて手伝うハメになったり、いきなり大学に通いだしたり、ホントお子ちゃまのトムだけど、こういうときのリネットの扱いはうまい。
リネットのようないい妻がいて自分は幸せだ、
妻はずっとセクシーで、笑わせてくれて、最後のロンパース手放す時に泣いちゃうほど情が深い・・・と、リネットに感謝の言葉をさらっと言える。
リネットがぞっこんになるわけだ。


■ レネの秘密を知ってしまったスーザン

スーザンが誤配の手紙を届けると、レネがひとりで号泣していた。
誕生日を独りですごすなんてと、スーザンはレネをディナーに誘う。
しぶしぶディナーに出かけたレネだったが、スーザンの励ましに癒され、スーザンは知性はキャラだと認める。
すっかり酔ってしまったレネは、送ってくれたスーザンに、とんでもない秘密を話してしまう。

レネが泣いていたのは、昔、一度だけの週末を過ごした人が忘れられないからだった。
近くにいるというその男の名前は、トム・スカーボだと。
スーザンが余計なおせっかいをやかなきゃいいけど・・・。

■ ギャビーの奔走虚しく、グレースとの別れ 

グレースの母カルメンは、親戚の所に身を寄せてヘクターの帰りを待つと言う。
ギャビーはあわてて、グレースをおいていくことを提案。
ギャビーの意図がわかっているグレースは、いい顔をしない。

ギャビーがボブに相談する場面。
「どうも〜、すてきな弁護士さん。
法的なアドバイスがいるんだけど。」
と、タダでちゃっかり相談。
ボブはもちろん、グレースを連れて行かれないためだとお見通し。
合法だからってやっていいことにならないと、ボブから念を押されたのに、移民局の電話番号を調べ、通報。

しかし、さすがのギャビーも、移民局がやってきた時の、カルメンとグレースの固い絆を目の当たりにして、連れて行かせないと正義感をとりもどす。
自分がカルメンになりきって連行されるという荒業。
結局、カルメンとグレースはテキサスの親戚の所に行く。
ギャビーは、グレースに、
自分も子供の頃は綺麗なものなどなにもなかったが、夢をあきらめなかった、それを覚えていてほしいと言い、別れを惜しむ。
カルメンともお互いにありがとう、娘を育ててくれて、と仲直り。

車が出ると、カルロスがすぐにギャビーを抱きしめる、こういうところがカルロスなんだよな〜。

NHK BSプレミアム 2012年6月1日(金)午後11時15分 放送

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