6年前、強盗、警官殺人で死刑判決を受けたクラレンス・ウィルコックスの件。
事務所では、裁判の不当性を訴える控訴審の準備をしている。
ケイリーが、過情報道を付く主張をもっと掘り下げるべきだと言う。
クラレンスが犯人と決めつけたようなドラマ仕立ての映像が流れていたのだ。
時間がないからそこまでできないと考えるのが妥当だが、アリシアが法廷に立つウィルに聞くべきと提案。
二人は即、行動に。
アリシア「ライバルじゃなかった？」
ケイリー「競争ならいつでもできる」
ウィルも二人の意見を聞き、 全員の協力で、55分で控訴趣意書を書き換えた。
タイピングの速いアリシアが打ち、ケイリーが調査、その他のメンバーが確認。
抜群のチームワークで、なんとか送信。
全員の歓声が上がる。
こういった、事務所が一丸となってやりとげて、ハイタッチ、みたいな場面はめずらしいかも。
クラレンスの妻は、夫の無罪を信じ、夫を人間として見て欲しいとアリシアに訴える。
幼い子を抱く夫の6年前の写真を差し出す。
クラレンスは、その写真の時期以来、今、小学生になったその子に、会っていない。
裁判の不当性ではなく、根本的な再審請求をするというアリシアに、カリンダも今度は手伝えないと。
誰もがクラレンスは有罪だと断言する。
実は、ケイリーも写真を受け取り、同じことを考え、すでにウィルに再審査を願い出ていた。
ケイリーのことがわからないとアリシアが言うと、
「世代で分ければピンとくる。
そっちは失われた時代と炭酸飲料世代。
となると残ったのは？
サプライズ世代だ。」
と。
これ、なんか、わかる〜。
しかし、この頃のケイリー、意外にいい若者。
今、検事局で、アリシアを苦しめているとは・・・。
調査を進めていくうち、目撃者は、”ブルズのパーカーを着ていた黒人”という先入観で、犯人はクラレンスだと言いきったことがわかる。
”自分と違う人種の顔は見分けにくい”というテストでひっかかったカリンダも、調査に加わる。
そして、刑事が、ブルズのパーカーをあえて脱がせずに写真を撮ったこと、元からついていた鼻血が事件でついたかのように勘違いされてしまったことなどを、アリシアが法廷でと次々と追求。
検察側のマタンもたじたじ。
ダイアンは、ウィルがアリシアの肩ばかりもつと忠告する。
アリシアのことを、チャイルズへの復讐を考えているに違いないと、未だに怪しんでいる。
真犯人を見つけるのに、鍵となったのはピーター。
カリンダが事前に面会し、監視カメラのない夫婦特別面会なら内密な話ができるということで、アリシアにピーターに会って、聞くことを強く薦める。
そこで、その刑事が別件でミスを犯しながらも、その銃が不当に入手されたものとして、起訴を控えたことを明かす。
判決は覆された。
目撃者は、事前に犯人はブルズのパーカーを着た黒人だと聞かされ、そのパーカーを着ていたクラレンスを犯人だと思い込んだ。
アリシアが、真犯人と顔だけすり替えた写真を見比べさせると、ブルズのパーカーを着た真犯人を、クラレンスだと言い切った。
冤罪だったのだ。
アリシアが事件を”人”から見なおさなければ、クラレンスは犯人のまま・・・・。
奥さんが、夫を信じて、アリシアに、会ったこともないのに弁護ができるのかと 言い、面会を求めたことがきっかけでした。
刑務所にいるピーターとダブり、この夫妻の深い愛情も自分たちの姿とダブり、アリシアもいろいろと考えた様子。
マタンは、この事件はフロリックによって監督されていた、彼のミスを正すと会見。
複雑なアリシアの表情。
そして、そんなアリシアを気遣うウィル・・・。
NHK BSプレミア2010/11/9放送 2011/11/1(火）再放送
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